ソラマメブログ

  

Posted by at

2012年02月09日

嘘から出た誠-Secondlifeに関して-(2)




嘘から出た誠-Secondlifeに関して-

昨日は、インターネットで見かけた「いわゆるSLについての悪評を列挙して、考察を試みました。

*この間まで、仲良く付き合っていた友達が、またひとりまたひとりと姿を消して行くのは、寂しくて悲しいことであるし、耐え難いことです。
*しかし、いま「参入」しないと「乗り遅れますよ!」とはやし立て、企業や個人にSLへの参加を促した人たちの「お話」は、嘘だったし、今のような状況を生み出したと思います。
*自分で「土地を買ったり、借りたりしない人は、参加するのも簡単だけれども、辞めるのも簡単ですぐやめてしまいます。

さて、こうしてSecondlifeの悪口めいたことを列挙してきましたが、その全ての欠点を見極めた後に、やはり否定できないSLの魅力が浮かんで来ると思います。

1)やはり、どう見ても他のゲームと比較してSLのアバターは圧倒的に綺麗。
2)2007年にSLが日本に進出して、企業が出資して土地の投機や土地ころがしで、お金が儲かる」というのは嘘であることが判明したけれども、「個人レベル」でSIMをもって楽しむ程度では差支えがない。
3)「ものづくり」によってお金もうけ」はできない」ことが判明してきたが、土地をもって、プリムを気にしないで「ものづくりしたり、親友や恋人と過ごすことはとってもたのしいことです。
*アバターの背後にいる人が、誰であってもリアルのことが「なぞ」であればあるほど、SLは楽しい!
*「バーチャル」のアバであっても、その背後にいる人の『誠意」や『熱気」は伝わるし、真実味のあるひとであるのか、暖かくてやさしい人であるのかがよくわかる
*リアルのことが分かるとその魅力はとたんに失せてしまう。
*このことはリアルの世界と同じである。ある程度未知の部分があればあるほど恋人の魅力は大きくて維持してゆくことができる。

*私がSLを始めたころに、SLに参加した理由はこういうことである=
*そのころ大学を卒業して、しばらく使っていなかった英語の会話力を磨くために外人の元大学の先生に個人レッスンを受けていたのだが、月謝が30000円/月であり、しかも週一回1時間であった。SLだと外人とChatをして毎日練習できるし、ずっと効果的だろうと思った。
*その通りであった。SLをはじめて1ケ月くらいでSL結婚した外人(ドイツ人でしたが)と毎日英語で話して、いろいろ教えてもらったけれども、すごく勉強になった。
*英語だけでなく、第二語学であったドイツ語も上手になった。

したがって、メインランドで土地代を払ったりしても、それに見合うだけの英語会話力やドイツ語の会話力の向上があった。

具体的に言うと:
1)英語力/実用力が向上して、英語国民と十分わたり合えるようになった。
2)何回も英米の人と「ケンカ」して、ケンカに勝てるようになった。(=英語での「ケンカ」のテクニックを学んだ=
(=言葉の使い方で、ある一線を越えた言葉の使い方をするとケンカになるんだが、それが、どういう表現であるのかが分かるようになった)
3)英語を話している人が男性なのか、女性なのかが分かるようになった。
4)相手の年齢も分るようになった。
 (=例えば、14歳とか15歳なのに偽って「成人」といっている人がいる)
5)SLANG(=俗語)や話ことば特有の表現も覚えることができた。
 (例えば、you guys--(=guy=男の子)だが、このyou guysは女性を含んでいても、君たち」皆さん」の意味になる)

*次にSLでフラストレーションを感じること」なしにゲームを楽しむには、それ相応のSPECのPCが必要である」ということだる。SecondlifeのViewerは、日々進化して行くので、いつでも最新のSPECを持ったPCを持つことが望ましいー
Version-UPした」というのでDownloadしたら、いっぺんにアバが煙になって、なかなか姿が現れない」ような状態になってしまう。UPDATEされるごとに、Graphic BoardやCPU、そうしてMemoryには最新式のものが要求されるー
したがって、Secondlifeというものは、とっても高価なHOBBYであると言わざるを得ない。
つまり、常に最新の性能をもったPCを用意しないと、自分のアバターはスムースに歩いたり走ったりできない」ということである。1-2年ごとにPCもgrade-upしないと快適にプレイできなくなるということを意味している。

6)予期していたことであるが、SL技術をあまり熱心に学んで本当にできるようになるにしたがって、SLの楽しさ/面白さは減ってしまう、あるいはなくなってしまう。
*つまり、1つか2つの部分で「ものづくり」してもいいが、「なんでもできるようになる」のは考え物である。
*すこし「かじる」のは良いとして、「何でもできるようになる」のには大きな危険性が潜んでいる。
将来の楽しみとして、1つか2つの「未挑戦」の部分を残しておくほうが良い。

*最後に、この4年間にいろいろとやってきて、ほかのすべてを放り出して熱中してきたSLであり、金銭的には数百万円も使ってきたのであるが、すごい収穫もあった=

大学時代に、第二専攻して4年間も学んだのに忘れていたドイツ語もDeutschlandのSIMへ大胆にも行って、『ドイツ語しか話せない」ドイツ人とも結構会話を楽しめるようになった」ということである。
とくにSie(=丁寧な「あなた」という言い方)ではなくて、du(-汝、お前)(=親しい人だけで使う表現)を使って話すことにも慣れたことである。
Bist du da?(=いる?)とか、Wie geht's?などといった「くだけた」言い方もできるし、使えるようになった」ことである。
『ごめんなさい」もEntschuldigen Sie以外に Entschuldigungもあるとか、「またね」がBis Bald!とかが自由に使えるようになったことである。Wie spaet ist es in Deutschland?(=Wieviel Uhr ist es in Deurschland?「 ドイツでは今何時ですか?)とかも同様である。
まだ、まだ『ひよっこ」のドイツ語であるけれど確実に進歩しているー
もうすぐ『ドイツ旅行』できるのではと思っている。

フィリス
20120209
  


Posted by Phyllis at 23:54Comments(0)