2011年06月27日
ゲーテの言葉「外国語を知らざる者は---


面白いコメントをもらって、それにコメントしてみたが、ふと大学生のとき、一時期夢中になって読んだ、
ヘルマン・ヘッセやゲーテの小説や格言のことが思い出された。
*外国語を知らない者は自分自身の言語について何も知らない。
( Johann Wolfgang von Goethe, 1749 - 1832)
Wer fremde Sprachen nicht kennt, weiß auch nichts von seiner eigenen.
=He who doesn't know foreign languages, doesn't know his own.
この言葉は、実に含蓄の深いことばである。
よく高校生に英語を教えたりするときに、日本語が、わからない理系の生徒に接すると
日本語がわからないために、日本語を英語に翻訳することができない」のであることが痛感された。
つまり、外国語が、できないのは、自国語がわかっていないのである。
自国語で本を読む場合には、1時間に30-50ページは読めるが、英語やドイツ語で読む場合には。
1時間に2-3ページしか読めない、SLだと外人と話している場合には、瞬時にして理解しないと、相手についてゆけないが、このSLOW SPEEDということが実に重要である。
Slow speed readingだと、一字一句の意味を考えながら、読むわけだから、自国語の感性も磨かれる、
そうして、日本語だけの世界にいるよりは、はるかに多く自国語とは、どういう言葉であるかの特徴がつかめるのである。
つまり、日本語だけの世界にいるよりは、外国語の世界から「日本や日本語の世界を」見る方が、日本や日本語の世界がよくわかるのである。
*あるとき、アメリカから来た高校生に、日本語の語順や助詞のことを教えていた。
主語 Nominative(=主格)は、{が)とか(は)になり
所有格 Possessive だと「-の}となる。
目的格 Accusative だと、「を」「に」となることを教えると、優秀な生徒で、こう質問された。
じゃー、「私はテニスができます」「私は、さしみが好きです」というのはなぜですか?
*これには、はたと答えに困ったけれど、日本語では、「人の能力・趣味・嗜好」を表現するときには、「を」と言わないで「が」という」これが答えである。
*一人称の「私は」は、通常日本語では省略される。これも、外国語を学んで初めてわかる」日本語の一大特徴であろう・
*自分が高校生の時に、1年生の時にごく普通の子だったけど、高三では英語だけは、いつもクラスで一番になり、英作の時間には、いつでも手を挙げて、黒板へ書きに行って、英語力を高めていったんだけど、
時々、英語担当の先生が、高校生があまり使わない表現に日本語訳したときには、鮮明にその日本語を覚えたものでしたよ。いまも、その先生が、訳した「日本語」で、「なかんづく」という日本語です=これは、Above all(-とりわけ、特に)の訳語でした。だから、外国語を一生懸命に学習すれば、日本語もよく覚えられるのではないでしょうか?
ふと Goetheの言葉がおもいだされたので、ここに掲載しました。
フィリス記す
20110627/10:36AM
*追記=Native Speakers of English(英語を母国語とする人たち)にも同じような問題があります。
最近付き合っているアメリカの人だけど、いつもspellingを間違える」ので私が直してあげるのだけれど、日本人から考えると、馬鹿らしいような間違いです。
よく間違えるのは、比較級の時の接続詞(関係詞の時もある)thanですが、その人は、いつ書いても
thenと書きます。
それに、ちょっとした単語のspellingはむちゃくちゃ、むしろ受験教育に「毒されてきた」日本人の方がよっぽど、英語が上手です。
また、現在完了形のhave+過去分詞(past participle)を間違えて I have sendと書いている。
中学・高校の段階で、国語の先生が、びっくりして本一冊を「書写」させたらしいが、それでも直らなくって、先生はあきらめてしまったそうです。
原因は、自国語だからです=自国語は、話言葉が基本だから、話し発音するとうりに書くと、「-よりは」は、thenと同じ発音ですよねー
ただ、こういう学生の時に、国語などは「劣等生」だったという人でも、英語が自国語だから、私たちと違って、単語もたくさん知っているし、SLの説明やViewerの内容については、日本人よりははるかに深く正しく内容を理解していることは、もちろんのことです。
Phyllis Watanabe
Posted by Phyllis at
10:37
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2011年06月27日
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面白いコメントを頂戴しましたので、それについてコメントしたいと思います。
「こんにちは あなたの表現がおかしいのか?あなたの感覚がおかしいのか?あなたの考え方が異質なのか? まず、あなたの言うアニメーションは作れてもアニメーターには簡単になれません。 クリエートできてもくださいには簡単になれません。 デザインができてもデザイナーには簡単になれません。 「ター」や「ナー」になるには、基礎知識がある上にセンスも必須です。そして、終わりなき想像力と持続力も必須です。 あなたは、常日頃の言動と行動もはちゃめちゃですし、感覚や考え方からして意味不明です。 RLもSLも、背伸びせずに、あなたの能力の範囲で楽しんではどうでしょか? 「ター」や「ナー」の世界はあなたの憧れや小遣い稼ぎのような不純な気持ちでなれるような甘い世界ではありません。 「ター」や「ナー」に憧れる前に【日本語】を徹底的に訓練してください。」
*わたしは、この方が、どなたか知りません。かなり厳しい見方を、私に対してしているようです。でも、反面、いろいろ教えてくれているような気がします。
たしかに、SLの技術はいっぱい持っているのに、ぴったとする「感性とか」「センス」が備わっていない人が作った建物とか、お洋服がありますよね」
あまり「素敵だ」とは思わない、だから「売れない」
その反面、大した技術じゃないけど、色彩に対する感性が優れているために、誰が見ても
素敵なものがある。いっぱいけなされながらも、けなげに努力して「ものづくりを続けている! こういう人は素敵だと思います。尊敬しちゃいます!
*わたしが、目指しているのは、大したものではない。ちょっとした家具や、椅子に座るposeやanimationを作るだけです。
Animatorという言葉ですけど、Swimする人がSWIMMERだから、animationを作る人は
Animatorと呼ぶだけです。このひとは、たぶんプロのアニメ作家なんでしょうね?
この方のいってるcreatorとか animatorの意味を敷衍するならば、「立派なプロとして通用するようなanimator」とかcreator」とかを意味しているように思えます。
でも、qavimatorやposerの使い方は難しく、6ケ月以上かかりましたよ。
でも、プロのanimatorは、大学の専門課程で2年もかかるらしい。
だから、わたしのいうことなんか、馬鹿と思うんでしょうね?
私が考えているのは、SLのなかでの「お遊び程度ですね」
プロの腕をSLに持ち込んで悪いことはないと思います。でもアマチュアにちょっと毛が生えた程度のひとがたくさんもうけている場合もあります。
Asusから2万円程度の motion captureが発売されたらしい。
小さい時から、ダンス習っていたので、TVなどで踊っているのをみるとすぐ真似れるから、小さなstudioを作って danceのアニメをつくってみようかなー?」と思っている。
わたしの日本語に対して、すごく「だめ」だといっているようにも見えますが、
わたしは、自分の日本語が立派と思っていません。むしろ、自分が日本語よりも英語が
ちゃんと書けることが、生きがいです。中学後半からアメリカ人の家に出入りしていたから、上手になって当然ですけど、だれでも同じ環境を持つことができるわけでは、ないからですね。
SLで、ものを作っているひとで、メチャクチャな英語でManualを書いている人がいたので、意味が不明だよと教えてあげたら、「怒って、その人のSIMからBANされてしまった」ことがあります。翻訳機で、用が足せると思っているのは、あまりにも無知ですよね。
ものごとには、たしかにプロとアマチュアの間には、厳然とした区別があるから、
アマがプロと同じことが、できるはずがない。
でも毎月生活費を稼げるほどのAnimationをつくっている JenZA Misfit
のようにSLで毎月270万円をかせぐことはできないとしても、月に数千円-数万円をSLでかせぐのは、不可能ではないと思う。
「 RLもSLも、背伸びせずに、あなたの能力の範囲で楽しんではどうでしょか? 」
これって、お年寄りの考え方だと思います。昔20歳のころに、「石橋はたたいて渡りなさい」という母の考えに反対して、家を飛び出したわたしの考えは、「人の才能は、試してみないと分からない、自分はもちろん、人もわからない=試行錯誤やってみてはじめて分かるのである」と思います。「石橋はたたきすぎると、割ってしまうかもしれないよ」
QavimatorやPoser7の使い方は、6ケ月以上、ほとんどすべての指導書やDVDを購入して勉強しました。でも専門用語が多いし、指導書には、あまり分かるようには、書いていなかった=自分でいじくってやっと分かるようになりましたよー
SLで必要な機能に限定して、友達に説明したら、1日でマスターしてくれましたよー
ある時に、Nさんにいすに仕込んだposeで質問したら、まったく教えてくれなかったし、
プロの秘密主義には「憤慨しました」でも、そのベールをはげば、たいした秘密でも
なんでもない。英語で検索したら、やり方はすべて書いているし、読めば分かります。
外人でよく売れるposeを作った人に聞いたら、すぐ教えてくれましたよ。
SLで毎月150万稼ぐ人もいるが、1000円しか稼げない人もいる。
フィリスが月に、いくら稼ぐかは、伏せておくけど、稼ぎが1000円だったら、
SIMを4つももってSLをつづけるはずがないでしょー?
つぎに、わたしの日本語が変だという批判です。
自分の日本語が、ダメと思ったことがないし、立派と思ったこともありません。
英語やドイツ語ができるように、外国語を必死になって幼稚園から勉強したから、外国語が達者になった。その分、日本語的でない日本語を書いたり、話したりしているかもしれない、むしろそれは、ふぃりすの本質に対する「うれしい」批判であると思います。
でも、変な英語をみたり聞いたりすると、即座にわかる」それがフィリスです。
フィリス記す
20110627
Posted by Phyllis at
05:28
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